asiyutaの日記

知識・経験・思考のまとめ

中小企業診断士1次試験を1科目だけ落としたときの再受験対策

こんばんは、asiyutaです。

中小企業診断士1次試験は7科目ありますが、私は2018年受験時に経営法務のみ足切りされてしまい、翌年再受験いたしました。

どのように再受験するべきか当時かなり悩み、調べてみたものの1科目だけ落とした方も少なく、といった状況だったため、本日は、実体験に基づき、診断士1次を1科目だけ落とした場合の再受験の受験対策についてご紹介したいと思います。

同様に悩まれている方の参考になれば幸いです。

 

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1.asiyutaの事例紹介

2018年度の1次試験で、経営法務のみを足切り(40点未満)で落としました。

翌年の1次試験を「経営法務」のみで受けることも考えましたが、勉強しても60点以上取れる自信がありませんでした。

なので、安全を期すために、全受験科目の平均点が60点以上で合格という1次試験の特性を活かし、2次試験に関係のある「企業経営理論」「運営管理」「財務会計」の3科目と抱合せで、計4科目受験しました。

結果、1次試験は合格できましたが、1次の勉強に時間がとられ、2次の勉強疎かになり、結果2次試験を落とし、さらにもう1年2次のために時間を費やしてしまいました。(1次結果 財務会計88、企業経営理論68、運営管理75、経営法務68)

 

2.asiyutaの教訓

  • 診断士1次試験再受験の際、安全を期すため他の科目と合わせて受験するのは有効。安心感が違う。
  • ただ、4科目も1次試験を受けると、なんだかんだ1次試験の勉強で手一杯になり、2次試験の勉強開始が1次試験以降になってしまう。2次試験を見越すと、受ける科目は最小限に絞るべき。
  • 企業経営理論、運営管理は、1次試験と2次試験は別競技。分野は関連するが、1次の勉強は全く直結しないため、2次試験対策にさっさと専念したほうがいい。また、勉強しただけ点数があがる、という科目でもない(毎年初見のテーマが出ますので)
  • 一方、財務会計は他の科目と比較して圧倒的に2次試験に直結する。また、勉強しただけ点数が上がるため、確実に高得点が狙える。
  • 以上から、抱き合わせで受けるべき科目は「財務会計」のみ。勉強すれば財務会計で80点以上は確実に取れるため、これだけで十分。

 

3.まとめ

診断士1次試験の再受験の際、落とした科目以外で選択すべきは「財務会計」。財務会計を得意科目にして80点以上を狙い、落とした科目も60点を狙い、結果40点以上あればOK。

そのほかの時間は、2次試験の対策に時間を使い、1次・2次とテンポよく合格すべし。

 

4.おすすめテキスト

<苦手科目対策>

同友会 過去問完全マスター

苦手科目のアウトプット演習にはこちらがおすすめ。

私は最初TACスピード問題集を使っていたのですが、過去問との難易度乖離が大きく、スピ問できるようになっても過去問が全く解けませんでした。

こちらの本は、過去問を論点別・重要度別に整理しており、過去問をベースとしたアウトプット演習が行えます。こちらが解ければ、1次試験合格レベルに確実に到達できると思います。実際私も、苦手な経営法務をこちらで勉強して、合格ラインまでたどり着けました。

 

財務会計の高得点化・2次試験意識>

 TAC 集中特訓 財務・会計 計算問題集

TACのスピテキ・スピ問に加えて、こちらの計算問題集を行うことで、どんな問題が来ても確実に解ける対応力と、2次試験を見据えた計算力が身に付きます。2次試験対策としてもよくできているので、やっていて損は全くないです。

 

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私のように、無駄に何年も費やさないように、本記事が皆様の勉強効率に役立てば幸いです。

ではまた!