こんにちは、asiyutaです。
最近、コミュニケーション力の重要さを信奉している方と話す機会があり、コミュニケーション力の奥深さと、自分がコミュニケーション力について何も分かっていない、ということに気づく機会がありました。
その人が言うなら、ということで、コミュニケーションに関する入門・簡単めな書籍を色々と読み漁ってみましたので、色々読んだ結果私が解釈した「コミュニケーション力」について、本日はまとめてみたいと思います。
★★
1.コミュニケーション力の定義
コミュニケーション力とは「対人間で情報・意思を円滑にやり取りする能力」と定義できると考えます。
また、その能力は大きく、「受け取る能力」と「伝える能力」に分けられます。
2.情報・意思を「受け取る能力」とは
①声掛け、②受容、③共感、と考えます。
①声掛け
日頃からコミュニケーションを取り、話しやすい関係性を作る能力。普段から話しかけてくれる人って、こちらからも話しやすいですよね。
②受容
相手をきちんと受け止める能力。話をしっかり受け止めてもらえる相手って、話してて安心しますよね。
③共感
相手の話に共感する能力。共感してくれたのが見えると、「分かってくれた!」ととても嬉しくなりますよね。
3.情報・意思を「伝える能力」とは
①後イメージ、②相手の利、③プリフレーム、④やる気ワード、⑤ロジカルに質感、と考えます。詳細は以下。
①後イメージ
コミュニケーションをする前に、コミュニケーション後に、相手とどんな関係性を築きたいか、相手にどう動いてほしいか、をイメージする力です。何のためのコミュニケーションを取ろうとしているかを明確にすることで、コミュニケーションの質を高めます。
②相手の利
相手の利益は何か、自分と共通の利益は何か、自分とは異なる利益は何かを理解する力です。相手の利益を踏まえてコミュニケーションすることで、より相手に刺さることができます。
③プリフレーム
相手に肯定的な先入観を持ってもらうための、事前の伝達能力です。例えば「今から、あなたのさらなる成長に向けた課題をお伝えします」と伝えることで、問題点を伝えてもよりポジティブに受け取ってもらえることができます。
④やる気ワード
相手にやる気を出してもらうための、マジックワードを活用する能力です。伝え方が9割によると、以下3ステップ+7切り口が大事なようです。
-
「イエス」に変える3つのステップ
-
自分の頭の中をそのまま言葉にしない
-
相手の頭の中を想像する
-
相手のメリットと一致するお願いをつくる
-
「イエス」に変える7つの切り口
-
相手の好きなこと
(「デートしよう」ではなく「おいしいラーメン屋に一緒に行こう」) -
選択の自由
(「AとB、どちらがよい?」と選択肢を提示して、相手に決めさせる) -
認められた意欲
(「・・・が上手だから・・・」と相手の能力を認める言葉から始める) -
あなた限定
(「あなただけには…」と特別感を出す) -
チームワーク化
(「一緒に・・・」とチームワーク化する) -
嫌いなこと回避
(「これが嫌いだと思うから、回避する選択をしよう」と提案) -
感謝
(「ありがとう、・・・」と感謝から始める)
⑤ロジカルに質感を
最後に、ロジカルに話しつつ、内容の質感をきちんと伝える能力です。
コミュニケーションの理解とは、各個人の体験に根差しています。例えば同じ単語でも、人によって全く異なる質感でとらえられています。それをコミュニケーションのプロセスとして示すと、
話し手の体験 →①→ 話し手の言葉 → 聞き手がその言葉を受け取る →②→ 体験に基づく聞き手の理解
①の言語化、②の解釈の際に、情報が省略・歪曲・一般化され、ミスコミュニケーションが生じます。
なので、PREP(結論、理由、事例、結論)の構成を意識するなど、ロジカルに話しつつ、きちんと相手に質感が伝わったかを確認することが大事です。
4.コミュニケーションの前提には健全な自分のメンタルが必要
見出しの通りですが、コミュニケーションには、まず自分のメンタルをニュートラルに保ち、感情に流されず、正しいスキルをいつでも発揮できるようにする必要があります。
そのためには、感情をコントロールする能力、落ち込みからすぐ立ち直る能力が必要です。
★★
以上、簡単にですがまとめました。
自分の中で言語化できたので、あとは実践して習得あるのみです。(そこが一番難しい)
ではまた。
参考書籍
※コミュニケーションスキルなので、実際の活用方法がイメージしやすい漫画から主に情報収集しました。
傾聴の基本がよくわかります。
なぜミスコミュニケーションが起こるのか、どうすれば防げるのか、が論理だてて紹介されています。
自分も相手も大切にするコミュニケーション方法「アサーション」が学べます。
交渉術の基礎が分かります。ベースの書籍がしっかりしているので、内容が濃密です。
交渉術の応用が分かります。ベースの書籍がしっかりしているので、内容が濃密です。
日常で使える伝え方のテクニックが学べます。交渉術と通ずる部分が多分にあります。
周囲との関係性の中でロジカルシンキングをいかに発揮するか(ロジカル会話術)を学べます。
ストレスから早期に立ち直る方法が学べます。
怒りの取扱い方、感情に流されない方法が学べます。
コミュニケーション力をベースにした応用スキルである「コーチング」の概要が分かります。
コミュニケーション力をベースにした応用スキルである「教える技術」、特に行動科学マネジメントに準拠した技術が分かります。
コミュニケーション力をベースにした応用スキルである「教える技術」、特にリーダー向けの行動科学マネジメントに準拠した技術が分かります。
コミュニケーション力をベースにした応用スキルである「ファシリテーション」が学べます。