こんばんは、asiyutaです。
ワールドカップに終わってしまいましたね。
今大会は、非常にレベルが高くて、どの試合も本当に面白かったですね。
さて、今日はワールドカップに向けて、もっと深いレベルで観戦ができるように、サッカーの戦術本を色々と読んでいたので、そのなかでオススメの本をご紹介したいと思います。
ワールドカップを機に、サッカーに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んで見てください。
現代サッカーの戦術トレンドを学ぶには・・・
1.モダンサッカーの教科書 / レナート・バルディ、片野道郎
本書では、現代サッカーの戦術的トレンドと、監督・チームスタッフによる相手チーム研究・トレーニングへの落とし込み方について、ミハイロビッチ監督の戦術分析スタッフであるレナート・バルディが対談形式で解説しています。
個人的には、単なる戦術トレンドの解説ではなく、各チームのスタッフがどういう仕事をして、相手チームをどう攻略しようとしているのかに踏み込んでおり、非常に面白かったです。また、相手チーム分析のフレームワークも、試合を分析する際に非常に参考になりました。
モダンサッカーの教科書 イタリア新世代コーチが教える未来のサッカー
- 作者: レナート・バルディ,片野道郎
- 出版社/メーカー: ソル・メディア
- 発売日: 2018/06/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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攻撃、守備について体系立てて学ぶには・・・
2.サッカーの新しい攻撃の教科書 / 坪井健太郎
3.サッカーの新しい守備の教科書 / 坪井健太郎
サッカーの局面として、大きく「攻撃」「守備」の2種類がありますが、そのそれぞれにおいて、体系的に戦術の原理原則を学ぶのにオススメの2冊です。
原理原則の理論の解説のあとに、実際に理論に基づいたプレー分析のケーススタディがあり、より、理解を深めやすいかと思います。
また、この本でもトレーニングメソッドの紹介があり、指導者の方は参考になるのではないでしょうか。
サッカー 新しい守備の教科書 優れた戦術は攻撃を無力化させる
- 作者: 坪井健太郎
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2016/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ゾーンディフェンスってよく聞くけど実際なんなの?という人には・・・
4.サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論 / 松田浩
今回のワールドカップでも、アイスランドが統率の取れた美しいゾーンディフェンスを披露して善戦しておりましたが、そのゾーンディフェンスの原理原則がわかる本です。
正直、日本にはゾーンディフェンスの文化がなく、なんとなくしか理解していない人、たくさんいると思います。そんな方にこそぜひ読んで見ていただきたいです。
[その他]サッカー日本代表をもっと楽しむのにオススメ
5.通訳日記 / 矢野大輔
本書は、ザッケローニ監督の通訳だった矢野氏が、通訳担当として見た4年間のサッカー日本代表の活動を記録した日記です。
- 代表の試合ってほとんどないけど、試合以外の期間、代表監督・スタッフ陣は普段どういうことしているのか
- 代表活動中、選手たちはどんな雰囲気なのか
- 監督と選手はどうコミュニケーションを取っているのか
などが分かり、サッカー日本代表ファンにとっては、代表活動を具体的にイメージするために欠かせない1冊かと思います。
(ハリルさんの代表、こういう状態に陥って解任に至ったんだろうな…という空想が膨らむ1冊でもありました。)
6.砕かれたハリルホジッチプラン / 五百蔵 容
本書では、日本代表、そしてハリルホジッチ監督が、これまでの積み上げを踏まえて、どういうサッカーを目指していたのかがわかる本です。
そして、それを踏まえて今回のワールドカップを見ると、ハリルさんの方向性は世界のトレンドと合致していたし、日本代表がしたサッカーも、ハリルさんのサッカーの方向性にかなり一致していたことがわかります。(それだけに惜しい気持ちが大きくなりますが)
砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか? (星海社新書)
- 作者: 五百蔵容
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/05/27
- メディア: 新書
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以上です。
気になった本が1冊でもあれば幸いです。
ぜひ、読んでサッカーをもっと楽しみましょう。
ではまた。